たなか
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ホームページを放置していませんか?公開後にやっておきたい5つの運用ポイントを解説!

ホームページを公開してから、どれくらいの頻度で自社サイトを見ていますか?
中には「制作が終わってからほとんど触っていない」という方もいらっしゃるかもしれません。
 
私たちの会社にも「公開したのに問い合わせが増えない」というご相談がよく寄せられます。
お話を聞いてみると、公開後に一度もニュースを更新していなかったり、アクセス解析を確認したことがなかったりするケースが多いです。
 
ホームページは完成がゴールではなく、公開してからが本番です。
情報が古いまま放置されたサイトは、ユーザーに「ここは本当に営業しているのかな?」と不安を与えてしまいます。逆に、定期的にサイトに手を入れている会社は、お客様からの信頼を得やすく、検索流入やお問い合わせにも良い影響が出てくる傾向があります。
 
この記事では、公開後に押さえるべき運用のコツを、5つのポイントに絞ってご紹介します。
自社での効果的なホームページ運用の体制を作る第一歩として、ぜひ参考にしてください。

ポイント1. ニュース・お知らせを定期的に更新する

公開後にまず取り組みたいのが、ニュースやお知らせの定期的な更新です。社内だけで完結でき、最も手軽に始められる施策です。
 
ホームページを訪れたユーザーは、無意識のうちに「この会社の最新の動向」を確認しています。新着情報の最終更新が1年前だと、「本当に営業しているのだろうか」と不安を感じてしまうもの。逆に、最近の日付で情報が更新されていれば、「この会社は動いている」という安心感につながります。
 
更新内容は大げさなものでなくて構いません。たとえば以下のようなもので十分です。
 
・季節のご挨拶や年末年始の営業案内
・新サービス・新商品のお知らせ
・イベント出展や採用情報の更新

更新頻度は月に1〜2回が理想ですが、まずはできる範囲で定期的に更新する習慣を意識して見てください。
 
また、定期的な更新はSEOの観点でもプラスに働く可能性があります。
新しいコンテンツが追加されることで検索エンジンがサイトを巡回する機会が増え、結果として検索結果に反映されやすくなる傾向があります。
 
「更新したいけど、文章を書く時間がない」という場合は、ライティングを外部に依頼する方法もあります。記事のテーマや方向性だけ伝えて原稿作成を依頼することで、自社の負担を減らしながらSEOに考慮した文章を作成してもらえ、無理なく効果的な運用ができます。

自社の条件や希望に合わせて「これなら無理なくできる」という方法を選択しましょう。

ポイント2. Googleサーチコンソールを設定する

Googleサーチコンソール
次に取り組みたいのがGoogleサーチコンソールの設定です。
サーチコンソールは、Googleが無料で提供しているツールで自社サイトがどんなキーワードで検索されているか、何回表示されて何回クリックされたかを確認できます。
 
設定はGoogleアカウントでログインし、サイトのURLを登録して所有権を確認するだけ。30分もあれば完了します。サイトマップを送信しておくと、Googleが新しいページを発見しやすくなります。
 
「どんなキーワードでお客様が来ているのか」を知ることで「自社のどんな情報にニーズがあるのか」「自分たちの届けたい情報がきちんと伝わっているか」がわかり、今後のコンテンツを改善するためのヒントになります。
まだ導入していない、という方はぜひこの機会に導入を検討してみてくださいね。

ポイント3. Googleアナリティクスでアクセスを確認する

Googleアナリティクスの管理画面
サーチコンソールと合わせて設定しておきたいのが、Googleアナリティクス(GA4)です。こちらもGoogleが無料で提供している、ホームページのアクセス解析ツールです。どのページが見られているか、どこでお客様が離脱しているか。詳細なデータで可視化することができるホームページ運用において必須のツールと言えるでしょう。
 
Googleアナリティクスは、詳細なデータを確認できる高機能なツールのため、初めて使う人には少し難しいかもしれません。
もし、自身で運用をしたい場合は、まずは月に一度、以下の3つを確認する習慣をつけましょう。
 
・ユーザー数
先月と比べて増えているか減っているか
・よく見られているページ
お客様が何に興味を持っているか
・問い合わせページへの遷移
サービス紹介から問い合わせに進んでいるか

たとえば「サービス紹介ページはよく見られているのに、問い合わせへの遷移が少ない」という場合、ボタンの位置や文言を見直すことで改善できるかもしれません。
 
大切なのは完璧な分析ではなく「見る習慣」を作ることです。月初に30分だけ時間を取り、先月を振り返る。そこから一つでも改善点を見つけて実行する。この積み重ねが、ホームページを長期的に運用する上でとても大切です。

ポイント4. 画像を軽量化して表示速度を改善する

画像圧縮サイト「TinyPNG」
「普段あまり意識しない」という方も多いかもしれませんが、実はページの表示速度はホームページの運用に大きく影響します。
Googleの調査によると、モバイルページの読み込みが3秒以上かかると、53%のユーザーが離脱するとされています。
そして、この表示速度を遅くする最大の原因が、画像ファイルのサイズです。
必要以上に大きなサイズの画像や高解像度の画像を使用していると、それだけ読み込むのに時間がかかり、ユーザーの満足度やGoogleからの評価に影響があるため、注意が必要です。
 
ホームページに使用する画像はアップロード前に圧縮して容量を軽くしましょう。TinyPNGなどの無料ツールを使えば、アカウント登録不要で手軽に画像を軽量化できます。また、最近ではWebP(ウェッピー)というJPEGやPNGより軽量でありながら画質を保てる次世代フォーマットも普及しています。Googleはホームページの画像にはWebPの使用を推奨しているので、ぜひ使ってみましょう。
WebPもオンライン上で簡単にJPGやPNG画像から変換できるサイトがあるので、活用してみてくださいね。
 
WordPressをお使いなら、EWWW Image Optimizerなどのプラグインで画像の自動圧縮やWebP変換ができます。ただし、プラグインの導入や設定は、慣れていないとサイトに不具合が起きることもあります。自信がない場合は、無理をせず制作会社に依頼しましょう。

ポイント5. 構造化データの設定を確認する

構造化データとは、サイトの情報を検索エンジンが理解しやすいように整理する「タグ」のことです。適切に設定されていると、検索結果で商品の価格や評価などがリッチリザルトとして表示される場合があります。ただし、正しく設定しても表示が保証されるわけではなく、Googleが表示するかどうかを判断します。
 
これは専門的な設定が必要なため、制作会社に「うちのホームページは構造化データを導入していますか?」と確認してみましょう。Googleが提供する「リッチリザルトテスト」というツールでURLを入力すれば、エラーがないかを無料で確認できます。
 

まとめ:自分たちで育てるサイトは、成果につながる

今回は、ホームページ公開後に押さえるべき運用のコツををご紹介しました。本記事でご紹介した5つのポイントを整理します。
 
◾️公開後に取り組むべき5つのポイント
・ニュースの定期更新
・Googleサーチコンソールの設定
・Googleアナリティクスの確認
・画像の軽量化
・構造化データの確認
 
ホームページは公開して終わりではなく、そこからが本当のスタートです。
どうしても専門知識が必要になるため「難しくてわからない」「時間がない」と諦めてしまいがちですが、中には自社で対応できることもありますので、できることから始めてみましょう。

「自分たちでサイトを育てていく」という意識を持つことが、長期的にホームページを育てていく上で何よりも大切なことです。

その上で、専門的なことを安心して依頼できる制作会社をパートナーとして選ぶようにしましょう。優れた制作会社は、自分たちのやりたいことを尊重しながら、要望に応じてホームページの運用をサポートしてくれます。

この記事を参考に、ぜひ自社のホームページの運用を考えてみてください!

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