たなか
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AI時代にホームページ制作会社は必要?これからのWEB業界に求められるデザイナー・エンジニアの役割
目次
AIの急速な発達によって、IT・WEB業界の仕事のあり方が大きく変わりつつあります。
プログラミングやデザインといった技術の民主化が進み、今や特別な知識やスキルがなくても、プロンプトひとつでホームページを制作することが可能になっています。
プログラミングやデザインといった技術の民主化が進み、今や特別な知識やスキルがなくても、プロンプトひとつでホームページを制作することが可能になっています。
こうした状況で、今後ますます重要になってくるのが「ホームページ制作会社の役割」です。
「AIで作れるなら、デザイナーって何をするの?」
「エンジニアって必要なの?」
「制作会社に支払うお金って、何に対して支払うものなの?」
中には、すでにこうした疑問を感じる方も増えているのではないでしょうか。
そこで、今回の記事では、AIでホームページを簡単に作れる時代における、デザイナーとエンジニアの役割と、制作会社の意義について整理してご紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。
「AIで作れる」がもたらした変化
2026年現在、AIの急速な発達によって「専門的な知識がなくてもある程度の形は作れる」という状況が広がっています。これにより、ホームページの制作を依頼する側にも、制作する側にもさまざまな変化が起こっています。
依頼者側の変化:「低コスト化」と「内製化」
ホームページの制作を依頼する側の変化には「ホームページを低価格で作りやすくなった」「運用を内製化しやすくなった」という2つが挙げられます。
内容やボリュームにもよりますが、ホームページの制作にかかる費用は一般的なコーポレートサイトであれば安くても30万円ほど、高額になれば100万円以上かかることも珍しくはありません。しかし、近年はAIを活用することで、従来より安い価格でホームページ制作を行う業者も増えてきました。
内容やボリュームにもよりますが、ホームページの制作にかかる費用は一般的なコーポレートサイトであれば安くても30万円ほど、高額になれば100万円以上かかることも珍しくはありません。しかし、近年はAIを活用することで、従来より安い価格でホームページ制作を行う業者も増えてきました。
また、AIの登場はホームページ公開後の運用面のハードルを下げることにも貢献しています。
以前であればちょっとしたお知らせの更新や画像の変更などにも制作会社に依頼する企業も少なくありませんでしたが、AIを活用することでテキストや画像の作成が簡単になり、ホームページの運用を自社で完結させる流れを後押しする形になっています。
これはホームページの制作を依頼する側にとってはどちらもとても良い話ですね。今後こうした流れはますます加速していくことが予測されます。
制作者側の変化:求められるスキルの変化
このような状況は、当然ながら制作者側のあり方にも影響します。
AI-Enabled ICT Workforce Consortiumのレポートでは、分析対象となったICT関連職種の92%が「AIによって大きい、または中程度の変化を受ける」という予測が報告されています。
また、ITプロパートナーズがITエンジニア300名を対象に実施した調査でも、約9割のエンジニアが「AIによる仕事の代替を意識している」と回答したとの結果が出ています。
AIは、デザインやコーディングなどの制作業務だけでなく、ホームページの戦略設計、公開後のマーケティング施策にも活用でき、以前よりも制作にかかる工数やコストを抑えやすくなっています。
そうなると、制作会社の価値は「手を動かして作業すること」だけでは説明しにくくなります。こうした状況を受けて、多くの制作者が「自分たちはどうあるべきか」という課題を突きつけられているのが2026年の現状のひとつと言えるでしょう。
また、ITプロパートナーズがITエンジニア300名を対象に実施した調査でも、約9割のエンジニアが「AIによる仕事の代替を意識している」と回答したとの結果が出ています。
AIは、デザインやコーディングなどの制作業務だけでなく、ホームページの戦略設計、公開後のマーケティング施策にも活用でき、以前よりも制作にかかる工数やコストを抑えやすくなっています。
そうなると、制作会社の価値は「手を動かして作業すること」だけでは説明しにくくなります。こうした状況を受けて、多くの制作者が「自分たちはどうあるべきか」という課題を突きつけられているのが2026年の現状のひとつと言えるでしょう。
「作れること」と「うまくいくこと」は別
このように、AIの進化によってホームページを形にするハードルは確実に下がっています。しかし作れたからといって、それが必ずしも上手くいくとは限りません。AIで簡単に形が作れるようになったからこその難しさや危うさも確かに存在しています。
具体的にどのような「難しさ」があるのか、見ていきましょう。
具体的にどのような「難しさ」があるのか、見ていきましょう。
1. 見た目は整っていても、意図が伝わりにくい
AIを使えば、配色やレイアウトが整ったホームページを短時間で作ることができます。しかし、一見すると完成度が高く、きれいに見えても「なぜその色を使うのか」「なぜその情報を目立たせるのか」「どのような印象を持ってもらいたいのか」といった意図がなければ、目的に沿って効果を発揮するホームページにはなりません。
ホームページのデザインでは、単に見た目を整えるだけでなく、誰にどう見られたいのか、何を強みとして伝えたいのかを整理し、目的に合った表現を選ぶことが重要です。しかし、その点が曖昧になると、無難ではあるものの、会社らしさが伝わりにくいホームページになってしまいがちです。
2. 完成後の保守・運用まで考えられていない
ホームページは公開後にも継続的な保守・運用が必要になりますが、AIで生成したホームページの場合、この「公開後にどう運用するか」という視点が抜け落ちてしまうことがあります。
- お知らせや実績紹介を追加しやすい仕組みになっていない
- コードやページ構成が整理されておらず、後から修正しにくい
- サイトに不具合が起きても、原因を特定しにくい
- WordPressに組み込んだ独自コードが、テーマやプラグインのアップデート後に不具合を起こす
こうした問題は、公開直後には目立たないかもしれません。しかし、更新や改善を重ねるうちに、少しずつ運用の負担として表れてきます。ホームページは、事業の変化に合わせて育てていくものです。だからこそ、最初から保守・運用のしやすさを考えた設計が欠かせません。
3. セキュリティに脆弱性が含まれる場合がある
AIで生成したコードは、見た目には問題なく動いていても、内部にセキュリティ上の脆弱性が含まれるケースがあります。
GitHub Copilotを対象にしたセキュリティ研究では、生成されたコードの一部に攻撃者が悪用できる可能性のある問題が含まれていたことが報告されています。また、GitHub上のAI生成コードを分析した別の研究でも、PythonやJavaScriptのコードから、クロスサイトスクリプティングやコードインジェクションなどに関わる弱点が確認されています。
AIは過去の膨大なコードを学習して生成しますが、その学習元には古い書き方や脆弱性を含むコードも混ざっており、こうした脆弱性の原因になることがあります。
GitHub Copilotを対象にしたセキュリティ研究では、生成されたコードの一部に攻撃者が悪用できる可能性のある問題が含まれていたことが報告されています。また、GitHub上のAI生成コードを分析した別の研究でも、PythonやJavaScriptのコードから、クロスサイトスクリプティングやコードインジェクションなどに関わる弱点が確認されています。
AIは過去の膨大なコードを学習して生成しますが、その学習元には古い書き方や脆弱性を含むコードも混ざっており、こうした脆弱性の原因になることがあります。
企業のホームページは、社外秘の情報や顧客や取引先の個人情報など、厳重に取り扱うべき情報が多数あります。もし脆弱性を突かれ何らかのトラブルに発展すれば、情報漏えいや会社の信用の低下にもつながりかねません。
AI時代のホームページ制作で人が担うべき役割
前章でご紹介したAIで生成したホームページに起こりがちな問題に共通するのは、本来であれば制作前に十分検討していた「デザインの方向性」「保守・運用も含めたサイト設計」「セキュリティに配慮した開発」を抜きにしてもある程度の形ができてしまうことにあります。
継続的に安心して使えるホームページを制作するためには、まだまだAIだけでは難しいのが現状です。
では、具体的に人はAI時代のホームページにおいてどのような役割を担うべきなのでしょうか?ここからは、これからのデザイナーとエンジニアの役割について見ていきましょう。
では、具体的に人はAI時代のホームページにおいてどのような役割を担うべきなのでしょうか?ここからは、これからのデザイナーとエンジニアの役割について見ていきましょう。
デザイナーの役割
AIは、見た目の整ったデザイン案を短時間で作れるようになりました。配色やレイアウト、画像の雰囲気まで、ある程度まとまった形にすることは十分可能です。
しかし、20年近くホームページ制作に関わってきた私たちの経験から言えば、最適なサイトの見せ方は業種やサービス内容、掲載する情報、クライアントの要望によって毎回少しずつ変わります。ある程度方向性やテイストが近いものであっても、一辺倒で同じデザインの枠に収まることはありません。こうした細部の見せ方の違いはAIの活用だけではどうしても限界があります。
だからこそ、これからのデザイナーにはクライアントの目的や事業をしっかりと理解し「なぜその色を使うのか」「なぜその情報を目立たせるのか」「どのような印象を持ってもらいたいのか」を目的に合わせてロジカルに判断する力が必要になってくるでしょう。
AIがデザインの大部分を担ったとしても、最後の調整や判断によって、伝わり方や印象は大きく変わります。細部までこだわりを持ってチューニングすることが、今後のデザイナーにますます求められる資質になるのだと思います。
エンジニアの役割
AIの登場によって、エンジニアの仕事は飛躍的に効率化されました。これまで人が手を動かしていた部分を、AIがかなりの精度で担えるようになっています。
ただ、AIの出力の質は、与えられた前提や指示によって大きく変わります。どんな構造で、どのCMSに合わせ、どこを更新できるようにするのか。こうした条件が曖昧なままだと、AIは「それらしく動くものの、後で扱いにくいコード」を出してしまいます。
だからこそ、AI時代のエンジニアの役割は、まずAIが精度高くコードを生成できるように、土台を設計することから始まります。サイトの構造や使う部品、更新する箇所をあらかじめ整理し、AIが迷わず出力できる状態を作る。ここを設計できるかどうかで、その後の品質は大きく変わります。
そして、AIが生成したコードを安全性・保守性・拡張性の観点から確認し、最後の品質を保証することもエンジニアの仕事です。
AIが実装の多くを担う時代だからこそ、エンジニアの価値は「コードを書くこと」ではなく、AIが力を発揮できる設計を用意し、その出力を安心して公開できる状態まで引き上げる判断力へと移っていきます。
だからこそ、AI時代のエンジニアの役割は、まずAIが精度高くコードを生成できるように、土台を設計することから始まります。サイトの構造や使う部品、更新する箇所をあらかじめ整理し、AIが迷わず出力できる状態を作る。ここを設計できるかどうかで、その後の品質は大きく変わります。
そして、AIが生成したコードを安全性・保守性・拡張性の観点から確認し、最後の品質を保証することもエンジニアの仕事です。
AIが実装の多くを担う時代だからこそ、エンジニアの価値は「コードを書くこと」ではなく、AIが力を発揮できる設計を用意し、その出力を安心して公開できる状態まで引き上げる判断力へと移っていきます。
AI時代の制作会社の価値
私たちは、これからのホームページ制作におけるデザイナーとエンジニアの仕事は「作業」から「判断」に比重が移行していくのだと考えています。手を動かすこと自体より、何を作り、どれを採用し、どう仕上げるかを決めることに価値の中心が移っていきます。
| 工程 | AIが担う仕事 | 人が担うべき仕事 |
|---|---|---|
| 戦略設計 | 競合・市場のリサーチ、成功事例の収集、訴求軸の案出し | 事業課題の把握、目的やゴールの設定、ターゲットの見極め |
| 要件定義 | 必要機能の洗い出し、要件のたたき台づくり、項目整理の補助 | 予算や体制との折り合い、優先順位づけ、何を作り何を削るかの決定 |
| 情報設計 | サイトマップ案、ページ構成案、導線パターンの提案 | 伝える順序の決定、ユーザー視点での導線判断、全体の整合性確認 |
| ライティング | 下書きや見出し案の生成、表現バリエーション出し、誤字チェック | 会社らしいトーンへの調整、事実確認、伝わる表現への推敲 |
| デザイン | デザイン案・配色・画像の候補出し、レイアウトのたたき台 | ブランドに合う選定、配色やレイアウトの意図づけ、媒体全体の一貫性 |
| コーディング | コードの下書き生成、定型的な実装、実装の補助 | 安全で拡張しやすい設計への作り込み、セキュリティ確認、表示・動作の検証 |
| 効果測定・改善 | アクセス解析の要約、改善案の提示、更新文面の作成補助 | 成果の評価、改善方針の判断、次の打ち手の決定 |
| 保守・セキュリティ | 更新作業の補助、異常の検知支援 | セキュリティと更新性の維持、事業変化に合わせた拡張の判断 |
こう整理すると、制作費が何に対する対価なのかも見えてきます。それは手を動かした時間そのものではなく、要件を整理し、何を採用するかを決め、安心して公開し使い続けられる状態まで引き上げる、その判断と仕上げに対する対価です。
とくに中小企業のホームページでは、必要なものを無理のない形にすることが大切です。予算や社内体制、更新の頻度、伝えたいことを踏まえて、ちょうどよい形に整える。AIで作れる時代だからこそ、その判断を任せられることが、制作会社の価値になっていきます。
これからのウェブ制作会社との付き合い方
AIによって誰でもホームページを形にできるようになったいま、ホームページの成否を分けるのは「何で作るか」ではなく「誰と作るか」になりつつあります。だからこそ、これからは依頼する側にも、制作する側にも、それぞれに求められる姿勢が変わっていきます。
依頼する側:「誰に依頼するか」を見極める
AIの登場で、ホームページは誰でも形にできるようになりました。だからこそ、これからの依頼で問われるのは「安く早く作れるか」ではなく、「自社の目的を一緒に考えてくれるか」です。自社の事業の強みを理解し、公開後の運用まで見据えて伴走してくれる。そんなパートナーを見極める視点が、依頼する側にも求められます。
制作者側:作業量ではなく判断で応える
制作会社の価値も、「どれだけ手を動かしたか」から「どんな判断を提供できたか」へと移っていきます。AIに任せられる部分は任せ、人にしかできない意図の翻訳・設計・品質の担保に集中する。納品物の量ではなく、その判断の積み重ねこそが、これからの制作会社が示すべき価値です。
目指すのは「判断を共有するパートナーシップ」
これからのよい関係は、「丸投げ」でも「下請け」でもなく、判断を共有できるパートナーシップです。AIが前提になる時代だからこそ、お互いがその役割を引き受けられるかどうかが、ホームページの成否を左右していきます。
まとめ
本記事ではAI時代のデザイナーとエンジニアの役割、制作会社の意義について解説しました。
- AIで誰でも作れる時代になったが、「作れること」と「うまくいくこと」は別である
- AIで簡単に作れる時代だからこそ、人が判断しないと長く運用できるホームページにすることは難しい
- デザイナーは会社らしさを、エンジニアは安全性と拡張性を見極め、制作会社の価値は「作業」から「判断」へ移る
- これからはホームページを依頼する側も「誰に依頼するか」を見極め、判断を共有できるパートナーを選ぶことが大切
AIの進歩はすさまじく、今後ますますAIが担える仕事の領域は増えていくでしょう。目まぐるしく変わっていく状況に対して、人は常に自身のあり方を考え、適切に判断することを求められます。しかし、大切なことは制作者が常に「目的の達成のためにお客様と伴走すること」「良きパートナーでいること」を忘れないことだと思います。
ズコーデザインは、AIを否定するのではなく、必要な場所で活用しながら、人の専門性で最後の品質を整える制作会社でありたいと考えています。
引用・参考サイト
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たなかズコーデザインは、京都のWEB制作会社です。ホームページの制作から、コンテンツ制作、SNS広告の運用、アクセス解析まで、幅広い分野でお手伝いしています。AIで「作れる」時代だからこそ、私たちが大切にしているのは、その先にある「うまくいく」ホームページです。「自分たちの強みを言葉にするのが難しい」「予算に見合った形でウェブサイトを導入したい」とお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。ただ作るだけではなく、目的の達成と公開後の運用まで見据えて、一緒にサポートいたします。まずはお気軽にお問い合わせください。