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AIを使ってもっとわかりやすくスムーズに!ホームページ制作の打ち合わせを円滑に進めるAIツール活用術

ホームページの制作を外部に依頼する時、大切な役割を担うのが「打ち合わせ」です。ホームページの制作前に、どんなホームページにしたいかを制作会社と話し合い、方向性を決めていく重要な工程です。
 
しかし、特にホームページ制作を依頼するのが初めて、という方にとっては「どんなことを伝えたらいいのか分からない」と不安に感じる方も多いです。たとえ自社のことであっても、それを整理して伝えるのは難しいものですよね。
 
近年、AIが普及しウェブ制作のフローにさまざまな変化が起こっています。ホームページ制作の打ち合わせの進め方もそのひとつと言えるかもしれません。
 
この記事では、AIによってホームページ制作の打ち合わせがどのように変わるのかホームページ制作を依頼する人にとって、そして制作者にとってどんな変化があるのかについてご紹介します。

ホームページの打ち合わせってどんなもの?

ホームページの打ち合わせは、お客様と制作会社が、サイトのイメージや方向性をすり合わせる工程です。「どんなデザインにしたいか」「どんな機能が必要か」「伝えたい思いや企業の理念」など、お客様からお話を伺い、サイト構成や必要な機能を選定していきます。ここでどれだけ認識をそろえられるかが、ホームページの仕上がりを大きく左右すると言ってもよいでしょう。
 
一般的には、打ち合わせで次のような内容を確認していきます。
 
・ホームページを作る目的
・事業内容やアピールしたい強み
・想定しているターゲット
・参考にしたいサイトや好きな雰囲気
・予算やスケジュールの目安
 
ズコーデザインでも、まずはこうした点を中心にお話を伺います。すでにホームページをお持ちでリニューアルをご検討中の場合は、「今のサイトで困っていること」もあわせて伺い、どこをどう改善できそうか、その場で一緒に考えていきます。

ホームページ制作の相談で生じる不安と課題

ホームページの制作には欠かせない打ち合わせですが、お客様からはよく「どんなことを話せばよいかわからない」という声をいただきます。また、制作する側にも「人と人が顔を合わせて話し合う」がゆえの課題となりがちなポイントがいくつかあります。

ここでは、打ち合わせにおける依頼する側と制作する側それぞれの不安や課題についてみてみましょう。

依頼する側のよくある不安

制作を依頼する側の方からは、次のような不安をよく伺います。
 
・どんなページが必要なのか分からない
・自社の強みをうまく言葉にできない
・原稿を書くのが苦手で、準備できる自信がない
・参考サイトはあるが、どこが良いのかを言葉にできない
・完成後のイメージをうまく説明できない
 
熟知しているはずの自社の事業やサービスでも、いざ「ホームページで見せる」となると、情報の整理や見せ方に悩んでしまったり「自社のことであっても、改めて言葉にしようとするとなかなか難しい」とハードルを感じてしまったりといった方が多いようです。

「イメージがつかみづらい」「言語化が難しい」といったものがクライアント側が感じる不安の主な部分といえるでしょう。

制作する側の課題

一方、制作会社の側にも、打ち合わせの前後に課題を感じることは多いです。ここでは主なものを3つご紹介します。
 
1.担当者によってヒアリングの質に差が出やすい
ヒアリングは、担当者の経験や業界への理解度によって、聞き出せる情報の深さや幅が変わりやすい工程です。確認すべき項目が抜け落ちたり、聞き取りが表面的になると情報にムラが生まれ、後の構成やデザインの工程に影響して、確認し直す手間にもつながります。
 
2.ヒアリング内容を構成書に落とし込むまでに時間がかかる
打ち合わせで伺った話は、そのままでは断片的なメモにすぎません。「どんなページが必要か」「何をどの順番で伝えるか」を整理して構成書にまとめ直すには手間がかかり、情報量が多いほど初稿の完成まで時間を要します。その分、次のアクションが遅れ、全体のスピードにも影響しがちです。
 
3.共有が遅れ、認識の齟齬から「やり直し」が起きやすい
構成書やデザイン案の共有が遅れると、依頼者が完成イメージを確認できるのは制作がある程度進んでからです。すると「思っていたのと違った」というズレが後の工程で表面化し、作り直しになれば時間も労力も余計にかかります。早い段階で形にして見せられないことが、こうした手戻りの原因になりやすいのです。
 
こうして見ていくと、打ち合わせの難しさは、依頼する側も制作する側も、その多くが「情報をうまく整理し、早く形にして共有する」ことの難しさに行き着きます。そして、まさにこの部分こそ、AIが力を発揮しやすい領域でもあります。次の章からは、打ち合わせを円滑にするためにAIに何ができるのかを、具体的に見ていきましょう。

打ち合わせを円滑にするためにAIができること

前章でご紹介した通り、ホームページの打ち合わせには「人と人が話し合う」がゆえの難しさがあるといえます。では、打ち合わせの工程で、AIは具体的に何ができるのでしょうか。特に効果が大きいのは、
 
「情報の整理」「素早い視覚化」「たたき台づくり」
 
といった実務的な部分です。
ここからは、打ち合わせを円滑に進めるためのAIの活用例を、具体的に見ていきましょう。

①業界に特化した深い事前調査が可能になった

ひとつめは、「お客様の業界に関する事前調査」です。
 
ホームページと一口にいっても、飲食店、士業、工務店、美容室、BtoB企業など、業種によって必要な機能や載せるべき情報、デザインの方向性は大きく異なります。だからこそ制作の前段階で、その業種ならではの商習慣やトレンド、競合の動向を調べ、方向性の見当をつけておくことが欠かせません。
 
この事前調査の場面で、AIは大きな力を発揮します。たとえばChatGPTやGoogleのGemini、PerplexityといったAIには、「ディープリサーチ(Deep Research)」と呼ばれる機能があります。

これは、AIが自分でWeb検索を何度も繰り返しながら情報を集め、出典付きのレポートとして数分〜数十分でまとめてくれるものです。これまで人が何時間もかけていた業界リサーチを、短時間で一気に進められるようになりました。
 
さらに、その調査結果をもとに「この業種なら、どんなことを質問しておくべきか」「どの情報がホームページに必要になりそうか」を洗い出し、業種に合わせたヒアリング項目をこれまでより高い精度で準備しておくこともできます。これは、担当者の経験によって左右されがちだったヒアリングの質を底上げすることにもつながります。
 
事前に質問の方向性が整理されていれば、業界の慣習や特性をある程度ふまえた状態で打ち合わせを始められます。結果として話がかみ合いやすくなり、限られた打ち合わせの時間を有効に使えるようになります。

②打ち合わせ内容の整理・視覚化がしやすくなった

もうひとつが、打ち合わせの内容を整理して共有する作業を効率化できるようになったことです。
 
以前は、打ち合わせを録音して文字に起こしたり、ノートやPCに取ったメモを後から整理したうえで、お客様や社内に共有していました。正確に残そうとするほど手間がかかり、議事録づくりは大きな負担になりがちでした。
 
いまは、多くのオンライン会議ツールに、AIによる議事録機能が標準で備わりつつあります。たとえばZoomの「AI Companion」、Google Meetの「Gemini(メモを作成)」、Microsoft Teamsの「Copilot」などを使うと、会議の音声をその場で文字起こしし、終了後すぐに要約や決定事項、次にやるべきこと(ToDo)まで自動で整理してくれます。
 
対面での打ち合わせでも、Notionの「AIミーティングノート」のように、その場の音声を録音してリアルタイムで文字起こしし、終了と同時に要約とアクションアイテムを作成できるツールが登場しています。
 
いわば「打ち合わせが終わる頃には、議事録の下書きができあがっている」という状態です。これにより、決まったこと・決まらなかったこと・次回までの宿題といった情報を、関係者の間でスピーディーに共有できるようになっています。

③画面イメージやモックアップを早めに確認できるようになった

AIの活用で特に大きいのは、文章や構成だけでなく、簡易的な画面イメージまで早い段階で確認できるようになったことです。
 
これまでは、打ち合わせのあとにサイトマップやワイヤーフレームを作り、そこからデザイン案が出てくるまでに、どうしても時間がかかっていました。そのため依頼者が完成イメージをつかめるのは制作がある程度進んでからになりがちで、「思っていた雰囲気と違った」と気づくのが遅れてしまうこともありました。
 
いまは、AIによるモックアップ(実際の画面に近い試作イメージ)作成のツールを使うと、ヒアリング内容をもとに、ラフな画面イメージを短時間で用意できます。たとえばv0(ブイゼロ)やFigma Make(フィグマメイク)、AnthropicのClaude Design(クロードデザイン)といったツールは、「こんなサイトにしたい」と指示を入力するだけで、実際の画面に近いイメージを生成してくれます。
 
・トップページの情報量は多すぎないか
・サービス紹介をどの順番で見せると伝わりやすいか
・写真やボタンの配置に違和感がないか
・複数の方向性を並べて見比べられるか
・既存サイトからどう変わるのかをイメージできるか
 
もちろん、最初に出てくる画面イメージは完成デザインではありません。それでも、言葉だけで相談するよりも、「この雰囲気は近い」「もう少しシンプルにしたい」「この情報はもっと上に出したい」といった意見が、かなり出しやすくなります。

④打ち合わせ内容をサイト構成に落とし込みやすくなった

打ち合わせで伺った内容を、サイトの構成書へ落とし込む工程も、AIによって大きくスピードアップしました。
 
これまでは、ヒアリングした内容を制作会社が読み解き、ページ構成として整理し直すまでに、それなりの時間がかかっていました。AIを活用すると、打ち合わせのメモや議事録をもとに、「どんなページが必要か」「各ページで何を、どの順番で伝えるか」「問い合わせや予約につながる導線をどこに置くか」といった観点を押さえた構成案を、短時間でまとめられます。
 
いちばんの利点は、こうしてできた構成書の初稿を、早い段階でお客様のチェックに回せることです。初稿づくりが短縮されるぶん、依頼者は「どんなページができあがるのか」を早めに確認でき、制作会社も、デザインや原稿の作成に入る前に認識のズレを小さくできます。結果として、やり取りの往復が減り、後戻りの少ない進め方につながります。

AIはあくまで「サポート役」

ここまでAIの活用例を見てきましたが、ひとつ知っておいていただきたいのは、AIが代わりに"いい感じのサイト"を考えてくれるわけではないということです。

AIによって効率化できるのは「調べる・まとめる・たたき台をつくる」といった作業を引き受けて、打ち合わせや制作をスムーズに進めることです。

どんなサイトにするかという方向性は、制作を依頼するお客様の想いと、それを引き出す制作会社との対話から生まれます。AIは、そのやり取りを早く・分かりやすくするための道具だと考えていただくと、ちょうどよい距離感です。
 
また、今回ご紹介したツールは、ホームページ制作にかぎらず、文章づくりや調べもの、資料作成など、さまざまな用途に使えます。とても便利な一方で、入力した内容がサービス側に保存され、AIの学習に使われる場合もあります。個人情報やお客様の情報、社外秘の資料などをそのまま入力することは避け、扱いには十分注意しましょう。心配なときは、固有名詞を伏せる・社内で利用ルールを決めておく、といった工夫がおすすめです。

まとめ

今回は、AIを活用することでホームページ制作の打ち合わせがどのように変わるのかをご紹介しました。
 
◾️この記事のポイント
 
・AIで変わるのは、打ち合わせを任せることではなく、相談内容を早く見える形にできること
・AIツールによって「事前調査」「情報整理」「イメージの共有」が効率化できるようになった
・AIの案は完成品ではなく、認識をそろえるための材料として活用することが大切
・AIを業務で活用する際は個人情報や社外秘の資料など「情報の取り扱い」に注意する
 
便利な道具が増えても、ホームページづくりの中心にあるのは「何を、誰に伝えたいか」という想いです。AIは、その想いを早く、分かりやすく形にするための心強い味方。肩肘を張らずに、頭の中のイメージから少しずつ整理していけば、ホームページづくりはもっと身近なものになるはずです。
  • たなか
    たなか
    ズコーデザインは、京都のWEB制作会社です。ホームページの制作から、コンテンツ制作、SNS広告の運用、アクセス解析など幅広い分野でお手伝いしています。
     
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