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テンプレートで十分?ホームページ自作orプロに依頼のメリット・デメリット徹底比較

ホームページを作ろうと思ったとき、「自分で作るべきか、プロに依頼するべきか」悩んだ経験はあるでしょうか?
 
最近はWordPressなどのCMSに加え、無料で使えるノーコードサービスも増えてきており、専門的な知識がなくてもウェブサイトを形にしやすくなりました。また、AIも進化しており、要件を文章で伝えるだけで構成案やWebページを生成してくれるまでになっています。このような状況に「自分で作ってしまった方が良いのかな?」と思う方も多いのではないかと思います。

しかし、実際に自分で作ろうと思うと「何から始めればいいの?」「どんなツールを使えばいいか分からない」と悩むことが多いのも実情です。

ホームページは会社の「顔」であり、集客や採用の入口にもなる大事な資産です。
自作する場合とプロに制作を依頼する場合、それぞれのメリットとデメリットを知った上で、しっかりと判断するべきでしょう。

この記事では、ウェブサイトを「自作する」「プロに依頼する」それぞれのメリット・デメリットと、どちらを選ぶべきかの判断基準について解説します。

これからホームページを作ろうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ホームページを自作するメリットとデメリット

まず「ホームページを自作する」場合について、それぞれのメリットとデメリットを整理してみましょう。

ホームページを自作するメリット

1.制作費を格段に抑えられる
ホームページを自作するの最大のメリットはコストを安く抑えられることです。
プロに制作を依頼した場合と比べて初期費用を格段に抑えられ、少額でホームページを始められます。
スタートアップ企業など、初期段階は資金を抑えたいと考えている方にとっては大きな魅力でしょう。
 
2.運用の自由度が高い
運用の自由度が高いのもメリットのひとつです。
更新作業を全て外部に依頼している場合、更新の依頼から更新の完了までにある程度の時間がかかってしまいますが、自作のウェブサイトであれば、営業時間の変更や新サービスの追加など、思い立ったときにすぐ更新でき、スピーディーな運用が可能になります。

ホームページを自作するデメリット

1.制作に時間がかかる
ウェブサイトを自作する上で最大の障壁となるのが時間のコストです。
いくらツール自体が簡単になってきているとはいえ、PCの操作に不慣れな場合だと難易度の高い作業も多くなります。
加えて、ホームページの制作には文章制作、写真の準備、構成の設計、スマホ表示の調整など、やるべきことも多く、慣れていないと公開までに何十時間もかかってしまうことは珍しくありません。
 
2.納得できるクオリティのものができない
テンプレート通りに作ると無難には仕上がりますが、細かい部分の調整が難しく、イメージ通りに仕上がらないことも多いです。
事業や会社の独自性やブランド価値が伝わらないと「思うような効果が生み出せない」という結果になってしまいます。
さらに、SEOやセキュリティ面の知識が不足すると、検索結果に出てこない、スパムメールを大量に受信してしまう、といった問題にもつながりがちです。

制作会社に依頼するメリットとデメリット

次に、プロに制作を依頼する場合のメリット・デメリットについて考えてみましょう。
ここまで読んで「やはり自作は難しいかも…」と感じる方もいるかもしれませんが、両方のメリット・デメリットを踏まえて、総合的に判断することが大切です。

制作会社に依頼するメリット

1.クオリティが高い
制作会社に依頼する一番のメリットはクオリティが高いことです。
見た目だけでなく、コピー、構造、表示速度、スマホ最適化、SEOの基本まで含めてプロの視点で整えることが可能で「成果につながる設計」が考慮されたホームページを制作することができます。
 
2.ウェブサイトの運用面を全面的に任せられる
サーバー管理、セキュリティ対策、定期的なバックアップなど、技術的な管理を任せられるのも大きな利点です。
トラブル時の対応や、CMSの更新作業なども依頼できるため、社内にウェブ担当者を置けない企業でも安心して運用できます。
公開後の保守や改善支援まで任せられる会社なら、ウェブサイトの改善も効率的に行うことができるため、長く運用するほどに差が出てきます。

制作会社に依頼するデメリット

1.コストがかかる
プロに制作を依頼する点で、一番のネックになるのは制作費用でしょう。
中小企業向けの一般的な企業サイトでも30万〜100万円前後、要件によってはさらに多くなることもあります。
 
2.適切な会社選びが難しい
プロと言っても、技術力や得意分野はさまざまです。価格だけで安易に依頼してしまうと、ホームページの仕上がりがイメージと違う、要望が反映されない、対応が遅い、連絡がつきにくいといった問題が起きてしまうことにもつながりかねません。相性の良いパートナーを見極めるには、実績や得意領域、サポート範囲などを比較検討する時間とコストがかかります。

どちらを選ぶ?判断の3つの軸と現実的な線引き

ここまで、ホームページを自作する場合と、プロに依頼する場合のメリット・デメリットについてご紹介しました。
どちらが自分に合っている選択か判断できたでしょうか?もし、迷ったら次の3つをポイントに考えてみましょう。
 
1. 目的の重さ
採用や問い合わせ獲得など、ホームページが売上や人材に直結するなら、最初からプロに任せたほうが結果的に安くつくケースが多いです。
逆に、まずは会社の存在証明や簡単な情報発信が目的なら、Google サイトや他のテンプレートサービスでスタートして反応を見るのも良いでしょう。
 
2. 時間と人の余裕
ホームページを自作する場合は、社内に作業できる人がいて時間も確保できることが重要です。
忙しくて後回しになりそうなら、外注で期限を区切ったほうが早く、余計なコストや機会損失も減らせます。
 
3. 将来の運用イメージ
今後どれくらい更新が発生しそうかなど、将来的な運用のイメージを持っておくことも大切です。
採用情報やブログ、事例追加など、動きのあるコンテンツが多いなら「誰が、どのくらいの頻度で、どこまで更新するか」をあらかじめ決めておくと迷いません。
たとえば、サイトの骨組みやデザインは制作会社に任せつつ、ニュースやブログ更新は自社で行う、といった役割分担もよくあります。一方で、あまり更新しないのであれば、まずはシンプルな構成で公開し、必要になったときにプロへ部分的な改修を相談する形でも良いでしょう。

自作かプロか、現実的な線引き

線引きとしては、1ページの簡易サイトやSNS補完の小さなサイトなら自作でも良いでしょう。
特にGoogle サイトは、こうした用途に適したツールです。
Googleアカウントがあれば無料で使え、広告も出ず、ドラッグ&ドロップで直感的にホームページが作れます。
Googleフォームやカレンダー、マップなどを簡単に埋め込めるため、予約や問い合わせをすぐ形にしたい小規模事業者には扱いやすいツールです。
 
ただし、テンプレートはシンプルで、細かなレイアウトや表現の自由度は高くありません。
ブログ機能や高度なSEO設定、ECのような拡張も弱いため、集客や差別化を狙う段階では物足りなくなります。「競合と比較される業種で信頼が重要」「検索や広告で集客したい」「採用を強化したい」といった段階に入ったら、プロに相談するタイミングです。

まとめ

ホームページの自作と制作会社への依頼には、それぞれはっきりとした長所と短所があります。自作はコストとスピード、自社にノウハウを残せる点が強みで、制作会社は設計やデザイン、公開後の運用まで含めて「まとめて任せられる安心感」が強みです。
どちらが正解かは、業種や規模だけでなく「どれくらいホームページに役割を持たせたいか」「社内でどこまで手を動かせるか」によって変わってきます。

迷った時は、サイトの目的・社内の体制・将来の運用イメージという3つの軸で考え、自社にとって無理のない形を選ぶようにしましょう。

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